飲酒運転に対する規制は国際的に強まってきています。そんな中、呼気に含まれるアルコールを検出するアルコールチェッカーが身近なものとなってきています。
中でも日本で広く使われているスマートフォンの機種に対応したチェッカーは、アメリカで高く評価されています。スマホにアプリをインストールして置き、チェッカーに息を吹きかけるだけで即座に血中アルコール度数を測定し、スマホに表示したりデータを記録しておくことが出来ます。
しかもこのチェッカーは血中アルコール度数が0になる時刻を正確に予想することができるのです。これを使えば、うっかり飲酒運転をしてしまったり、警察に捕まることを防ぐことが出来ます。
また、日本では2011年から運送事業者に対しアルコール検知器の使用が義務づけられました。これによってアルコールチェッカーは研究開発が一気に進み、IT点呼の仕組みも普及してきています。

IT点呼とはどういうものなのか

2007年からG認定を受けた運送事業者に限りIT点呼が許可されるようになりました。従来の点呼では、乗務前と後に対面式による点呼が行われてきましたが、IT点呼を導入することでいちいち点呼用端末のある営業所などに戻る必要がなくなり効率化が図れ、ドライバーや運行管理者の負担を減らすことが出来るようになりました。便利なIT点呼を利用できるようになるため、運送業者がGマークを取得するインセンティブ的位置づけにもなっていました。
2016年からは一定の条件下でGマーク未取得の業者にもIT点呼が可能になりました。さらに近年はスマートフォンに接続して使用するアルコールチェッカーの開発も進み、ドライバーが車庫などにいる場合でも検査相手の顔を確認しながら点呼が出来るシステムが開発されています。

IT点呼システムを導入するためには

IT点呼は、パソコンとWebカメラ、免許証リーダーとアルコール検知器、インターネット環境があれば、手軽に導入することが出来ます。
運行管理者がWebカメラを通して顔を確認しながら、免許証からデータを取得し、アルコール検知器によって血中アルコール濃度を測定して、データを記録します。ドライバーは営業所などの設置端末を利用しなくてもスマホ連動のアルコール探知機を使えば良いため非常に効率的です。
また、運行管理者は早朝や深夜に不規則に長時間拘束されるため負担が大きく、人材の確保が問題になっていましたが、2013年からは、一定の条件を満たすことで、自社に所属する運行管理者を確保する必要がなくなり、運行管理業務をアウトソーシングで来るようになりました。今後はこの分野の専門業者が増加していくことも予想されます。